ローフード よくある質問
ここでは素朴な疑問から、思わずそうか!と思わせるような深い疑問まで順不同で並べてみました。もしここへ掲載していない疑問でぜひ知りたいことがございましたらお気軽にお問合せください。(質問の答えは、特にお断りしていない限りは、その文責はオフィスはるにあります。不許転載)
なおローフードマイスター検定についての疑問は、本校のサイトの よくある質問を参照してください。
ローフードとその他の食事法にかんする素朴な疑問
- マクロビオティックとどう違うの?
- マクロビオティック(玄米菜食)は、日本に古来からある食事法です。野菜を中心にして、動物性食品は避けるという点ではローフードを同じですが、酵素の重要性に関しては触れられておらず、食品も十分に加熱して食べるという点がローフードと大きく異なります。
また「生で食べる」ことを重要視するローフードに対して、食品を「陰陽」のバランスでとらえるマクロビオティックでは、生野菜やくだものは「身体を冷やす」として裂ける傾向にあるようです。(「はじめてのローフード」より)
- スローフードとの違いは?
- 「ス」という1文字違いでよく混同されますが、スローフード(Slow Food)とは、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動で、もとは「簡単」「手軽」「画一的」な食事であるファーストフードの普及によって、伝統的な食文化が失われていくのではないか? という危機感から生まれた考え方です。
「地元で取れた食材を使い、安全で安心な食事を楽しもう」という基本理念は、ローフードにも一部共通しているともとらえられますが、その背景や手法は、少なからず違っているといえましょう。(「はじめてのローフード」より)
- ベジタリアンの中での位置づけは?
- ひとくちにベジタリアンといっても、ベスコ・ベジタリアン(肉は避け、魚介類は摂る)やラクト・ベジタリアン(肉、魚介類は避けるが、乳製品・タマゴは摂る)、ビーガン(肉・魚介類、卵、乳製品などの動物性食品は一切摂らない)など細かく分けていくと10種類以上もの菜食主義スタイルがあります。
ローフードの食事を摂る人をローフーダーとも呼びますが、ベジタリアンの分類で言うと「ロービーガン」と呼ぶこともあります。
ロービーガンとその他のベジタリアンとの大きな違いは「酵素」に対する考え方です。多くのベジタリアンの食事方法は加熱を認めており、酵素の重要性に対しては特別に説明がないのです。(「はじめてのローフード」より)
ローフードそのものへの疑問
- 生のものばかりだと身体が冷えませんか?
- たいへんよくある質問です。
ローフードの栄養学の観点からいうと、野菜・くだものを生で食べることで、体内の潜在酵素を消化酵素として使ってしまうことが少なくなり、その分を代謝酵素として生かすことができるのです。その結果、代謝が進み、血行がよくなったり、毒素が排泄されたりして、身体全体の代謝が上がってきます。
ローフードを取り入れることで冷え性が改善されたという報告もありますし、私自身、ローフードを食べると、すぐに身体の芯からポカポカしてくることを毎回体感しています。
人によって個人差はありますので、改善の度合いも違ってくるでしょうし、時間がかかる人もいます。まずはじっくり取り組んでみましょう。(「はじめてのローフード」より)
- たんぱく質はどうやって摂るのでしょう?
- 生の野菜やくだものだけを摂る際に一番心配されるのが、「たんぱく質」です。
たんぱく質はふだんにクライアント・魚介類などの動物性食品から摂っていますが、実はどんな植物にもたんぱく質は含まれているのです。
たとえば緑葉野菜では全体の40〜50%、穀類で6〜12%、くだものでも5〜10%ものたんぱく質が含まれているのです。(「はじめてのローフード」より)
- その他の栄養素で気をつけることは?
- 生の野菜やくだものだけの食事にして唯一不足しがちといわれるのがビタミンB12です。ベジタリアン食にして、通常は2年くらいは体内で蓄えているビタミンB12を使うことができるので大丈夫といわれていますが、それ以降は主にサプリメントなどで補うことが必要です。(「はじめてのローフード」より)
- くだものをたくさん食べてばかりだと太りませんか?
- これもたいへん多い質問です。
さて、くだものは熟していく段階で、自分の中の酵素によって、炭水化物を果糖やブドウ糖のような単糖類に変えています。そのためくだものは、人間の体内へ取り込まれたのちも、人の消化酵素をほとんど使うことなく商家できるのです。
しかも果糖は体内に吸収されていくときに、血糖値を上げる役割のインスリンを必要としません。そのため、くだものを食べて太るということは考えにくいのです。
一つ注意したいのは、くだものはたいへん消化が早いため、栄養学的には空腹時に食べることが望ましいのですが、うっかり食後に食べてしまうと、胃腸にそれまでの食事が残ったままなので、うまく消化されずにむしろ太ってしまうことが考えられます。くだものは「食後」ではなく「空腹時」「食前」に!(「はじめてのローフード」より)
- ナッツ類はどのようなものを使いますか? またなぜ水に漬けてから使うのですか?
- ローフードでは、アーモンド、カシューナッツ、クルミなどのナッツ類をよく使います。その場合は必ず生のものを使いましょう。一般的なものはロースト(火を通した)されているので、本来あるはずの「酵素」が含まれていません。
また水に漬けるのは、生のナッツにはすぐに発芽しないように酵素抑制物質が働いています。酵素を目覚めさせるために数時間(ナッツによって時間を変えます)水に漬けることで、この抑制物質がとれて、酵素たっぷりの状態になるのです。(「はじめてのローフード」より)
- ローフードでケーキやクッキーが作れるってほんとう?
- ローフードでも焼き上げたケーキやクッキー、マカロンのようなスィーツ、アイスクリームやプリンといったものまで作ることが可能です。ローギャラリーのスィーツをごらんくださいね。
材料は生のアーモンド、カシューナッツ、クルミなどのナッツ類、バナナ、リンゴ、イチゴ、アボガド、ズッキーニといったくだものや野菜、レーズン、プルーン、イチジク、マンゴーのようなドライフルーツなどを中心に使います。もちろん「バター」「生クリーム」「砂糖」「ミルク」はいっさい使っていません。ミルクの代わりにアーモンドなどに水を加えてミキサーにかけて作るアーモンドミルク、砂糖の代わりには植物から採られたアガベネクターやデーツ(なつめやしの一種)、バターの代わりにココナッツバターを使ったりしています。
ナッツ類はカロリ−はやや高めですので、サラダのように大盛りにして食べたいだけ食べると、カロリーの採りすぎにはなってしまいますが、ふだん生クリームやバターで作られたスィーツをカロリ−を気にしながら控えめに食べている方には、気分よく甘味を味わっていただけることでしょう。
- はやりローフードを始めたら100%ローでないといけませんか?
- ローフードを摂る割合に決まりはありません。
むしろローフードを取り入れて、その人が求めている効果(痩せたいとか慢性病を緩和したい、肌をきれいにしたいなどなど)にもよりますし、無理やりローフードばかりにしたことで、本来は心理的な効果として穏やかになっていくはずが、精神的に、ゆとりがなくなりいらいらしたりして、もとの過食に戻ってしまうということも考えられなくはありません。
ですので、ご自分のペースを考えながら、ゆっくりと生野菜とくだものを割合を増やしてみるとよいでしょう。
一般的には食事の60〜80%をローフードにすると健康的だと言われています。
私はたとえ30〜50%のロー率でも、むしろ長く続けられた方がよいと思っています。
またローフード率が高い方で、お付き合いの食事や旅行などでも「かたくなに」ローフードの実践をしようとされる人がおられます。意志を貫くことも大切ですが、あまりこだわりすぎると、せっかくの人間関係もギスギスしてしまいそうです。「たまには妥協する」という臨機応変さも必要かと思います。
なぜこのような事を書くのかというと、これを書いている2012年初頭の日本においてはローフード専門(またはマクロビトティックとの併設)のレストランは数えるほどしかありません。ベジタリアン用のメニューでさえ、日本の都会のレストランでもたいへん少ないのが現状です。ましてローフードのメニューですと、外食の場合は、大盛りサラダを選ぶ程度になります。ましてやその大盛りサラダでさえ、動物性ドレッシングにカリカリベーコンといった取り除くことができないものが使われていたりします。それだけ、ローフード実践者にとっては、外出時の食べ物に関しては環境が厳しいといえましょう。
私ども日本リビングビューティ協会では、「人口の1%がローフードを食する時代」を目指しています。
思い立ったらいつでも、どこでも(自宅でも、宅配でも、カフェでも、レストランでも、コンビにでも)ローフードの美味しい食事が摂れる。そんな環境に早くなるといいですね。
ローフードでの注意
- 好転反応について
- ローフードに限ったことではないですが、心身ともに浄化されていく際には好転反応が起きることがあります。
これは生の野菜やくだものを摂り始めると、体内の代謝酵素が活発になるため、それまで溜まっていた体内の毒素の排泄が促されます。その課程において、身体には次のような症状が一時的にでてくるのです。
排便排尿が活発になる。皮膚の老化物の排泄によってニキビ・吹き出物・アトピーの憎悪など。そのほか、頭痛、吐き気、眠気、発熱、疲労感、せきやたんが出るなど。
人によって症状はさまざまで、またそれまでの食事や飲んでいた薬、生活習慣によって反応の現れる部位もさまざまです。
だいたいローフードを開始してから3〜10日めに現れる場合が多いようですが、あとになって現れる方もいるようです。
最初から100%ローフードにすると反応もすぐに起きやすいので、最初は少し生のものを大目くらいから始めるのがいいでしょう。
好転反応については個人差も大きく、さまざまなケースもありえますので、もしつらいようでしたら習った先生などに相談されるのがよいでしょう。また場合によっては医師に相談した方がいいこともあります。
- 妊娠中・授乳中にローフードを始める場合は?
- 妊娠中・授乳中は十分な注意が必要です。
ローフードを始めると、体内の代謝酵素が活発に働き、それまでに貯めた毒素の排泄が始まります。その時、妊娠中だと血液を通してその毒素が胎児に運ばれていきます。
妊娠中にローフードを始める方は、一気にローフードにしないで、ゆっくりと少しずつ野菜やくだものを増やしていくとよいでしょう。
授乳中も同じメカニズムで、血液から母乳に毒素が運ばれるので、その時もゆっくりと始めるといいでしょう。
それ以前から野菜とくだものをたっぷり摂ってきた方は、それほど気にしなくても大丈夫でしょう。
理想的なのは、妊娠の前からローフード食にして、心身の毒素の排泄がある程度されてから、という状態であれば赤ちゃんにとっても最適な環境が作れるでしょう。(「はじめてのローフード」より)
- 病気・通院中、投薬中の人は?
- ローフードによって症状が改善した症例が多数ありますが、病気などの場合は薬や治療の効果に影響を与えることも考えられます。自分の判断のみで始めると危険を伴うケースもあります。必ず専門医に相談してください。(「はじめてのローフード」より)



